17.01.03-10インド雑感

【インドの通貨改革】・・・ 昨年のトランプショックの最中にインドのモディ首相は高額紙幣の1000ルピー(≒2000円)と500ルピーの紙幣を12月9日より法定通貨でなくなると発言。
 両紙幣を持つ人は、翌10日から12月末までの間、銀行や郵便局に足を運び、10日より新たに発行された新紙幣と交換するか、預金するかでしか保有する現金の価値を維持できない事態となった。同国では決済に占めるクレジットカードの割合がわずか2%。現金決済が圧倒的で、国民預金比率も約5割と「タンス預金」の比率が高い。このため、貧困層を中心に大混乱となった。突然こうした決定がなされた理由として、(1)パキスタンに本拠を持ち、インド国内で活動するテロ組織が高額紙幣の偽札を使っていること、(2)資産隠しによる脱税や汚職に使われるブラックマネーを一掃したいこと――という2点が挙げられている。ウォール・ストリート・ジャーナルの記事によると、1000ルピー札は400枚に1枚が偽札だという。しかし今回廃止が決まった紙幣の流通量は230億枚にも上り、同国内で流通する紙幣の86%を占めるとされる。我々がデリーの空港で両替した時は2000ルピーの新紙幣を渡されたが小額紙幣に変えてもらえなかった。おかげでペットボトルの水を買えなく不自由した。インドの公用語は14言語あり紙幣にはそれぞれの言語でルピーと表示。

 インドの100ルピーと50ルピーの紙幣(表)
ルピー1

 紙幣の裏には14の公用語でルピー、ルピー、ルピー、ルピー・・・・・と14言語が続く。 (左の枠の中)
るぴー2

 街の中で、どこからともなく闇ドル屋(闇ルピー屋)現れる。高額紙幣から小額紙幣への交換について勧められる。レートは1対1.2だ。暴利をむさぼるにも程がある。小額紙幣の束。
ルビー3

 デリーの空港で見た、1000ルピーと500ルピーが使えなくなる旨のポスター。
るぴー4

【カースト制度】・・・今から3000年ほど前に中央アジアからアーリア人がインドに侵入。先住民のドラビダ人は東と南に追いやられた。侵入したアーリヤ人は背が高く色が白い。一方、ドラビダ人は色が黒く背が低い。アーリア人は征服者として自分たちの優位性を維持するため色による階級制を必要とした。その『色』は最も地位の高いバラモン(宗教を司る僧侶)が白、次のクシャトリア(王族・武士)は赤、3番目のヴィシャ(農業や商業を営む庶民)は黄色、そして最下位のシュードラ(労働者)は黒と4つの色に分けられる。そしてカーストのさらに下に不可触賤民(アウトカースト)がある。因みにカーストという言葉はインドの言葉ではなく、ポルトガル語の種族・血縁をあらわす『カスタ』から来ているそうだ。
 1947年にインドはイギリスから独立したが、翌年に憲法によりカースト制度が廃止された。憲法ですべての公民は平等とうたわれているが、現実には3000年続いた制度が簡単になくなるはずがない。厳然と食堂や井戸の使用など差別があるそうだ。また、これを受け入れる “as is”の土壌が存在する気がする。

 物乞いなどは生まれて死ぬまでアウトカーストか。なんとなく貧しい人は色が黒く小柄でドラビダ人の末裔の様な気がする。
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 洗濯は今でもアウトカーストの仕事のようだ。
洗濯

【インド人と動物】・・・インド人は宗教上から殺生はしないため基本はベジタリアンだ。ただ、チキンは食べるようだが、現地ガイドのナンダモンド氏は生まれてからチキンを始め動物性たんぱく質は食べたことがないと言っていた。
 街の至る所に野良犬、野良ヤギ、野良サル、野良牛が大手を振って生活している。野良牛に至っては交差点の真ん中で寝そべっている牛もいた。また、牛は至る所で排泄するので注意しないとウンチを踏みつけることになる。まさしく地雷を踏む感じだ。
 日本と比べて犬は吠えず、おとなしい気がする。牛はミルクが出なくなったり、農作業等ができなくなればお払い箱になり、街を徘徊する。尻尾にウンチをつけて尻尾を振りながら狭い道をやって来れば恐怖を感じ、思わず逃げ出す。スペインの牛追い祭りで逃げ出すのと同じだ。

 デリー駅のそばにいた犬。
いぬ

 タージ・マハ―ルにいた猿。
さる

  商店の軒下で夜を過ごす牛
1

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【インドの子供たち】・・・インドにいると昼の日中に大勢の子供たちを見る。当然、学校には行っていないと思われる。やはりカースト制や貧しさのためか。しかし学校に行っている子供たちは制服を着ていて豊かな感じがする。21世紀の問題である『格差』がここにも存在する。貧しい子供は裸足で動物の排泄物で汚れた道を歩いている。寄生虫や様々な病気にかかるのではと心配だ。日本と違い圧倒的に若者があふれている社会だ。うまくテイクオフできれば、世界最大の民主主義国家なので21世紀はインドの時代になるかもしれない。

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【おまけ】・・・最後にインドのカレンダーには驚いた。通常カレンダーは横に日、月、火、・・・と並び数字も曜日に従い横に並ぶものだと思っていたが、インドは縦に日、月、火、となり数字も縦に並ぶ。インド以外の人は慣れるのは大変だと思う。

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2011年秋に完全リタイアー。現在は毎日が日曜日の素浪人。そして地球の何処かを徘徊中。

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