16.04.01北鎌倉界隈

 桜がそろそろ見頃ということで、北鎌倉を中心に出かける。特に今回は期間限定、曜日限定の長寿寺を目玉とした。

【長寿寺】・・・建長寺の末寺だが、もとは足利尊氏の菩提を弔うため、初代関東管領であった子足利基氏により建立された寺。今でこそ小さな寺だが、当時は七堂伽藍をそろえた関東諸山第一の大寺だったそうだ。しかし、天皇に弓を引いたとされる尊氏の寺ということで、この寺もつらい思いをした時代があったらしい。今回、初めて訪れてみると大きな桜は裏庭にあるが、秋のモミジのころが最高だと感じた。住職と話をしたらゴールデンウイーク前のころにボタンが満開となるそうで、この頃もベストとのこと。お寺に上がり縁側から庭を見るのもなかなか風情がある。ガイドブックには載っておらずマイナーな寺だがイチオシ。

本堂から見た山門
本堂から見た山門
小方丈から見た庭園
小方丈から見た庭
観音堂
観音堂
庫裏の裏庭のやぐらにある尊氏の墓と称する宝篋印塔
尊氏の宝篋印塔

【光照寺】・・・北鎌倉の北西に、時宗の寺で「西台山英月院光照寺」という寺がある。この小さな寺の山門が俗に「クルス門」といわれ、梁の辺りに30㎝足らずだが十字架をあしらった紋が付いている。この山門は、箱根湯本の早雲寺の末寺、東渓院のものを移築したそうだ。東渓院は臨済宗の寺で、九州大分の竹田藩の藩主中川氏の息女の菩提所として建立されたそうだ。九州にはキリシタン大名が多かったが、中川氏そうだったか不明。

光照寺の山門
光照寺の山門
山門の梁にかかる「クルス紋」
山門の梁にかかる「クルス紋」

【円覚寺】・・・鎌倉五山の第二位。円覚寺のためにあるような北鎌倉駅が門前。そもそも、円覚寺が土地を提供し横須賀線が開通した。線路わきの総門は紅葉の頃が美しく、写真スポットとなる。しかし、桜の頃はもう一段奥の山門まで行かねばならない。桜は6分咲程度でまだ散り始めていはいない。今が見ごろ。

山門にかかる桜は今が見ごろ
山門にかかる桜
桂昌庵にかかる桜
桂昌庵にかかる桜

【東慶寺】・・・元は尼寺で「駆け込み寺」でもあった。松が丘御所の別名通り、皇室ともゆかりがあり格式の高いお寺。東慶寺の飛脚が大名行列に出会っても「松が丘御所御用」の札を立てれば土下座する必要など全くなかったといわれている。上州にも満徳寺という縁切り寺もあったが、東慶寺は困っている女性を救うのが建前で、結果として「駆け込み寺」となった。二十代目の住職は天秀尼。家康に攻められ大阪城で自害した豊臣秀頼の娘である。秀頼にはこの娘の一つ年上の国松という男の子がいたが、後難恐れた家康に殺されている。しかし女の子の方はさすがに家康も殺さず、男が近寄らぬ東慶寺の尼寺に押し込んだ。

東慶寺山門
東慶寺山門
本堂から見た桜
本堂から見た桜

【建長寺】・・・鎌倉五山の第一位。円覚寺と比べるとやや身近で親しみやすい感じがする。本尊がお地蔵さんというのも一因かもしれない。総門にかかる「巨福山」の扁額。揮毫は趙子昴とも一山一寧ともいわれている。巨福山の巨の字に点が入っている。点を入れたことにより字容が重みを持ち、百貫分の価値を生んだといわれている。この一点を百貫点と呼ぶそうだ。本当は誤って書いたのでは・・・と疑いたくなる。狂言の「建長寺の鐘」で有名な梵鐘は円覚寺の梵鐘と並び国宝。

 総門にかかる「巨福山」の額 
建長寺扁額
 山門にかかる桜は今が見ごろ 山門にかかる桜

【その他の桜】・・・建長寺からの帰路、鶴岡八幡宮と若宮大路の段葛に立ち寄る。八幡宮は観光シーズン真っ最中で善男善女のてんこ盛り状態といったところ。もともと八幡宮には桜が少なく、かわりに銀杏が有名だが、旗揚弁財天社のある源氏池のほとりに桜が植わっている。この桜が池に映し出され美しい。段葛は一年半ぶりに改修が終わり昨日(3月31日)の午後から通行できるようになった。以前は桜の幹が30~40cmあったが、今は10cm程度の若木になっている。これも残念だが、寿命が延びたとプラス思考で納得。

源氏池ほとりの桜は今が見ごろ
源氏池ほとりの桜
若宮大路の段葛は観光客であふれていた
段葛



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2011年秋に完全リタイアー。現在は毎日が日曜日の素浪人。そして地球の何処かを徘徊中。

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